大仏と鹿だけじゃない!大人の修学旅行に行きたい「奈良」の魅力

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興福寺の伽藍[がらん]における中心は中金堂[ちゅうこんどう]という建物。去る2018年10月に再建を果たした新築のお堂だ。中金堂はこれまで焼き討ちにあったり落雷にあったりと7度の焼失と再建を繰り返していたそうだが、1717年の7度目の焼失時には資金繰りから復興が実現せず、この度かれこれ300年ぶり8度目の建立と相成った。平城遷都後1300年にもわたる壮大な〝七転び八起き〟ストーリーである。また創建当時から残る石の基壇の上に当時と同じ様式で中金堂を蘇らすことで、興福寺全体が古の姿に戻っていくという“回帰”でもあるという。今日に生けるもの皆初めて目にする中金堂というのもなんだかロマンチック。

ちょっとおもしろいのは、古き良き日本の堂宇再建に選ばれた木材が外国産だということ。巨大な中金堂の屋根を支える66本の柱、その多くがカメルーン産のアフリカケヤキである。これだけ太くまっすぐな木材はもはや国内の森林には見つからないという。よくよく考えてみれば仏教自体もインドからはじまって伝来されたもの。材料云々が純国産でないことに驚くのは仏道に疎い者の先入観からだろう。やりがんなで仕上げられた趣ある柱表面に触れて、遠くアフリカの大地を感じてみるのもおもしろい。個人的には正面の列柱空間に立ち、柱越しに五重塔を眺めるのがフォトジェニックだった。その五重塔は2020年以降に修繕工事が予定されているため、この景色を見るのはいまがチャンス。もちろん久しぶりに本来の場所に戻った中金堂のご本尊へのお祈りも忘れずにしたい。

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